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フィッティング

午後半休をいただいて、試打会に行ってきました。

かなり前から計画していたので、ちゃんとやるべきことは昨日のうちにやっておきましたからね。
なので仕事をほったらかしてと言うわけではないので、あしからず。

今回のお目当てはブリヂストンのドライバー、X-DRIVE 705です。
以前店では試打したことがあったんですが、店の中なので実際の弾道は分かりませんし、 純正シャフトしかなかったのでこのチャンスをずっと待ってました。試打会の前から練習を始めて体を暖めておき、いざ時間となったら「いの一番」 に試打専用打席へ飛んでいきました。

そして早速大本命であるX-DRIVE 705 TYPE 415 ロフト9.5度のDiamana ahina Sシャフトを打たせてもらったんですが、なんだかちょっと軽い感じでした。
普段使ってるドライバーが310gほどで少し重めなせいだと思います。
で、それを伝えると同じシャフトのXシャフト(70g台)を出してくれました。

SとかXってのはシャフトの硬さのことで、柔らかい方からR(Regular 標準)、S(Stiff 硬い)、X(Extra Stiff より硬い)となってます。
実際はRより柔らかいL(Limber 柔軟)、A(Average 平均的)があったり、硬い方ではXXやXXXなんてのもあります。
ドラコン選手ではXXXXX(5X)を使っている人もいました。

 

と、話がそれましたが、ひとえにシャフトと言っても硬さや重さが色々あるわけです。
キックポイント(しなる場所)も手元だったり先だったり色々です。
さらにたちの悪いことに、RとかSとかの規格がなくメーカーが勝手に決められるため、 スペックだけを見ても打ってみないとどんなものなのかさっぱり分かりません。

んで、話を戻すと勧められたXシャフトは超硬いということです。
量販店ではまず売っておらず、特注するようなシャフトです。
今自分が使ってるシャフトがSR(SとRの間)なので、それと比べるとかなりのハードスペックです。

本当にそんなものが打てるのかと思いましたが、打ってみると中々いい感じ。
手元調子なのでそこまでのハードさも感じられませんでした。
さらに重めの80g台のシャフトも薦められて打ってみたのですが、それでもちゃんと打てていました。

 

するとメーカーの方に火が付いたのか、ちゃんとしたフィッティングを薦められました。
フィッティングってのはヘッドやシャフトなどを人それぞれにあったものを選んでくれるもので、洋服のそれと同じものです。

事前にこのフィッティングの存在は知っていましたが、 フィッティングというのは競技思考の人やプロレベルの人が行うものだと思っていましたし、事前告知には「冷やかしお断り」 とあったので受けるつもりはありませんでした(本当は完全予約制)。
しかし猛烈に薦めてくれましたし、プロゴルファーと同様なフィッティングなんて受けられる機会はそうそうありませんので、 やっていただくことにしました。

まず自分のクラブで打ってくれということだったので持ってきたのですが、「本当にこれ使ってるの?」と言われてしまいました。
そりゃ今から試打しようとしてるシャフトがXシャフトの70g台や80g台といったプロが使うようなスペックなのに、 出てきたのはSRのシャフトですからね。

で、まずは自分のクラブでいつものように何球か打ってみました。
するとすぐさまヘッドスピード、ボールスピード、打ち出し角、バックスピン、サイドスピン、飛距離がパソコンに表示されました。
自分のスイングをこんなに解析してもらったことは無かったのですが、とても勉強になります。

 

その後シャフト違い、ヘッド違いのものを色々打たせてもらったのですが、同席していた練習場所属のプロフィッターの方に 「このシャフト普通こんなに振れないよ」と言われました。
さらに「今使ってるシャフトがSRだから80g台Xシャフトは無茶だと思ってたけど、全然そんなことは無かった。と言うか、 そのヘッドスピードでSRシャフトはありえない。」と言われてしまいました。

実際今まで使っていたクラブではヘッドスピードが46m/sくらいでしたが、80g台のXシャフトで47m/sくらい出ていました。
スイングとシャフトのしなり戻りが合ったということみたいです。

その後も使ってるアイアンやFWやUTについて聞かれましたが、どれも今のヘッドスピードからするとアンダースペックとのこと。
アイアンについては先月買い換えたばかりで、それまで使っていたものよりも重いシャフトに変えたのですが、 それでもまだアンダースペックということでした。
「とりあえずコレ打ってみて」と言われて、同じヘッドのSシャフトとXシャフトのアイアンを打ち比べてみました。
Sシャフトの方はいつも使ってるクラブと同じような弾道で自分としては最高だと思っていたのですが、 Xシャフトを打ってみると今までにないような分厚い当たりで力強い球が出ました。

 

これにはかなり驚きました。
今使ってるアイアンでさえ、自分には少しオーバースペックだと思っていたのですが、実際にはボールに力を十分伝えられていなかったようです。
「Sだと球が上がるけど飛ばないでしょ?」
図星です。
日頃から球は上がるけど、思ったよりも飛んでいないことが悩みでした。

「でも球が上がることはとてもいいこと。普通は球が上がらなくて困ってる。そういう人は練習するしかない。 でも球が上がりすぎる人はクラブを変えるだけでいい。合わないクラブにスイングを合わせてはダメ。 自分のスイングにあったクラブを見つけることが重要なんです。」
目からウロコとはこのことです。
これだけ聞いたらクラブを買わせるための営業トークのようにも思えますが、実際に打った自分がよく分かっています。
今までのシャフトではどれだけいい当たりをしても、あのような弾道にはなりませんでした。

「あれだけのヘッドスピードの人だとSシャフトでは吹け上がってしまう。Xシャフトだとグングン前に進んでる。 もう市販されてるスペックではあなたには合わないんですよ。」
(|| ゚Д゚)ガーン!!
もうネットでポチっとすることも許されないのか・・・

 

その後もFWをいろいろ打たせてくれたり、UTをいろいろ打たせてくれたり。
よっぽどお気に召してもらえたのか「もうここはあなた専用の打席にしていいですよ。思う存分打ってください。」とまで言われてしまいました。
2つあった試打打席ですが、1つを自分が専有してしまいました。
試打だけでも100球くらい打たせてくれたでしょうか。
それだけでも普通に打ったら1000円するので、周りの方には申し訳なかったですけど、 フィッターさんがやたらノリノリだったのでありがたく試打させてもらいました。

で、肝心のドライバーですが、その場で買うことを決めました。
とは言え、特注スペックなので後日改めて持ってきてくれることになりました。
ちなみにスペックは
ヘッド:X-DRIVE 705 TYPE415
ロフト:8.5°
シャフト:Diamana ahina 70
フレックス:X

 

シャフトもヘッドも特注になってしまいました。
ロフト8.5°なんて市販品ではありえませんからね。
しかも重さも市販品より重いものです。
でも球はちょうどいい高さで上がりますし、振りやすいし、飛距離も今までのクラブよりも20y以上出ていました。

気になるお値段ですが、特注品とは思えない値段にしてくれました。
しかもおまけ付き。
おまけは秘密なので詳しくは言えませんが、普通に買えば5000円以上するものです。

ちょっと試打をするだけのつもりでしたが、いい意味でこんなことになるとは思いませんでした。
本当に本当に本当に勉強になりました。
あんなに良くしてくれたメーカーの方、フィッターの方に感謝です。

しかしドライバーはいいけど、今のFWとUTはどうしよう・・・
すぐにでもフィッターさんに相談に行くようかもしれません。
ホントいい経験したなぁ。

コメント (1)

もりけん:

長い!

投稿者 : もりけん 日時 : 2010年12月09日 22:14

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2010年12月09日 21:13に投稿されたエントリーのページです。

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