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アポなし

大学へ行く途中「妙に高校生が多いな」と思ったら、今日はオープンキャンパスだったんですね。
そういえばしばらく前に「オープンキャンパスで研究室公開をするか」と聞かれたんですが、先生ともども「面倒くさいのでいいです」と応えた気がします。

そんなわけでいつもと変わらず研究室でまったりとしていると、見学者の案内のアルバイトをしていると思われる院生が研究室にやってきてこう言いました。
「あのぅ、今日研究室公開されてませんけど、どうしても話を聞きたいという人が来てるんでいいですか?」と。
僕は「いやです」と本気で言ってやりたかった。
だってその時研究室には僕一人しかいなかったんですよ。
今日に限って先生が不在でした。

「準備もしてないのに説明ができるかこのやろう。」そう思いつつも見学者を研究室に招き入れました。
来たのは男子生徒3名。
とりあえずウチの研究室で行ってる研究をおおまかに説明した後、「今の段階でどういうことに興味があるんですか?」と聞いたら「エネルギー関係だ」と一人が答えました。
一応僕もエネルギー関係の研究をしているので説明しようかと思いましたが、何も知らない人に説明することの難しさを痛感しました。

話しの中に出てくる専門的な言葉を一々説明しなきゃならないわけですよ。
しまいには説明しているこっちが訳が分からなくなってしまいました。

そしてつたない説明を終えると全員沈黙してしまったので、とりあえず研究室のドアに張ってあった平成16年度の研究テーマ一覧という紙をコピーして渡しました。
そして「何か質問はありますか?」と聞くと、先ほど「エネルギー関係に興味がある」と言ってきた見学者がいくつか質問をしてきました。
が、すべてプラズマに関する質問でした。
「んなこたぁ俺に聞かれても分からん」という感じでしたが、どうせ分からんだろうと適当にごまかしました。
現に僕は分かってなかったわけですが。

さすがにここまで来ると見学者たちも「この研究室に見学に来たのは失敗だった」「早く帰らせてくれ」みたいな顔をしだしたので、とりあえず準備不足であったことを詫びてお帰りいただきました。

つーか、オープンキャンパスで研究室を公開する意味があるのかいささか疑問です。
まだこの大学を受けるかも分からないような状況でしょうし、学科の説明だけでも十分だと思うんですよ。
もし気に入った研究室があったとしても、自分が研究室に配属になるころにはその研究室自体が無くなってることだってあるわけですし。
研究室見学に来る学部3年生だって研究説明をされても半分以上分からないってのに、高校生に説明しろってのが無理な話ですよ。

大体「研究室公開はしない」って言ってるのに連れて来た院生が悪い。
という言い訳で締めたいと思います。

P.S あとオープンキャンパスでバンド演奏をする必要はあるのでしょうか?

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2004年08月06日 09:39に投稿されたエントリーのページです。

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